足の裏の痛みの原因は!

足の裏の痛みの主な原因

  • 親指の付け根の痛み・・・種子骨炎(しゅしこつえん)
  • 人差し指~薬指の付け根の痛み・・・中足骨頭痛(ちゅうそくこっとうつう)
  • 指の付け根付近の痛み・・・鶏眼、魚の目
  • かかとの内側の痛み・・・足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
  • かかとの後ろよりの痛み・・・骨端症

などなど、ここに挙げられているのが代表的な足の裏の痛みです。
今回は、この中でも足底筋膜炎について取り上げて説明していきます!

 

 足底筋膜炎とは!

wpid-img_20151025_104527.jpg足底筋膜は上図のように、踵から指先までつながる筋肉を覆う膜の事をさします。着地した足が必要以上に潰れてしまい、踵(かかと) から始まる足底筋膜(そくていきんまく)が引っ張られすぎることで、踵(かかと)の骨と筋膜がつながっている部分に牽引されるような強いストレスがかかります。繰り返しかかるこのストレスが炎症を引き起こし痛みがおきるのが、足底筋膜炎の大きな原因です。

好発部位としては、踵の内側やアーチ部です。

足底筋膜炎の症状

●朝起床時の最初の1歩目がすごく痛い

●アーチ部分や踵の内側が歩いたり、走ったりすると痛く、ズキズキすることもある。

●指で押すと痛い!

●歩いている際に「ピキッ!」と鋭い痛みがはしることがある

●動き始めは痛いが、だんだん慣れて痛くなくなってくる

 

などの症状が特徴的な症状です。

 

なりやすい足の特徴!

実は、足底筋膜炎になりやすい足の特徴があります。

特になりやすいのは、過回内足【オーバープロネーション】している足!?

過回内足(オーバープロネーション)?聞いた事がないかもしれませんね!
過回内足というのは、踵側の骨が安定せずに崩れてしまう足の事を言うのですが、見かけ上は土踏まずが下がっている状態、つまり扁平足の足が過回内足になります。

本来、歩行中は扁平足のように内側に倒れる動きで衝撃を吸収し、蹴り出しの時は逆にアーチが高くなる方へ自然と動き、骨がロックされた状態になる事で、骨格の力でテコのように少ない力でも体を進める事が出来る仕組みになっていますが、過回内足の人は、蹴り出しの最後までアーチが崩れたままなので骨格の力を引き出す事が出来ません。

そのため、蹴り出し時にも筋肉の力に頼って蹴り出しをします。(意識してるわけではないです)

歩いている間中、ずっと足裏の筋肉を使い続けてる。かたや正常な足の人は、骨格の力を使うので大して筋肉の力を使わないでも体を前に進める事が出来る訳です。

結果、過回内足の人は足底筋膜に過剰な負担をかけ続けていると言う事です!!

f2a6cd29-6d6f-4e24-bf9b-5555140c6533※写真は(https://ashinavi.com/true-foot-step/over-pronation)から引用

 治りづらいのには訳がある!!

足底筋膜炎はもっぱら治りづらいので有名です。何故、治りづらいのかはいくつかの原因があるからです。それを知ってるか、知らないかで治り方に大きな違いが出てきます。

では、治りづらい原因を挙げていきましょう!

①負担をかける原因の過回内にアプローチしてない!
②足底筋膜や腱の部分は、もともと血流が少ない!
③足の裏は常に荷重がかかり、負担が掛かり続けるため安静に出来ない!

などの原因があるので、治りづらいのです。

この中でも、一番大事なのが過回内(オーバープロネーション)へのアプローチです。もし、過回内している足ならここにアプローチしない事には、足の負担を減らす事が出来ないからです。

過回内足のチェックや、過回内足に対するアプローチは、また次回に説明していきます!

 

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野々宮 祥史 (ののみや よしひさ)

野々宮 祥史 (ののみや よしひさ)

ののみや接骨院 院長 トップアスリートの治療に携わって培った技術でたくさんの方の「楽になったよ!ありがとう!」の笑顔が見れるようにがんばります!

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